選挙の教室は、選挙を変え、日本の政治を変えていくための勉強の場です。選挙に関する様々な情報を収集し、これからの選挙はどうあるべきかを皆さんと一緒に考えていきたいと思います。
なお、このブログには、「早川忠孝の一念発起・日々新たなりー通称早川学校」掲載記事の外、選挙記者による投稿記事等を掲載しております。
☆早川忠孝のプロフィール
元東京弁護士会副会長、元衆議院議員。昭和44年自治省に勤務、富山県庁に出向して富山県選挙管理委員会書記等を経験。新しい選挙制度研究会代表。
連絡先:〒102-0093東京都千代田区平河町1-7-10平河町Sビル3階太陽コスモ法律事務所E-mail:tadataka-h@live.jp

原発

『<投稿>投票先を決めるときに重要視する政策は?』

こんばんは、3さかです。

今回の<参院選>について、
有権者へのアンケートによると、『投票先を決めるときに重要視する政策は?』という質問に対して、最多は景気対策、次いで消費増税、原発問題と続く一方、憲法改正、TPP参加問題などは、今のところそれほど大きな争点にはなっていない~
といった調査結果が報じられています。

しかし、<景気対策>と<消費税増税>を分けているのはどうでしょう?
経済を“車”に喩えれば、これらは“アクセル”と“ブレーキ”のようなものですから、切り離せない話では?


TPP参加問題はそれほど大きな争点になっていない~」とのことですが、それは多くの国民が<TPP>の実態について知らないからだと思います。
<TPP/環太平洋経済連携協定>とは、「ヒト・モノ・カネの行き来を自由にしよう。それを邪魔する関税や規制は全て無くそう」という取り決めです。

<TPP>に参加した場合、そのルールは<日本国内の法律>よりも優先されます。
そうなれば、国会のあり方も変わりますよね? 

また、政府・自民党は「交渉で“聖域”を守りつつ、国益を勝ち取る」と言っていますが、実際は「交渉の余地があるかどうかさえ、わかっていない」状況です。(参考・平成25年03月18日 国会 衆院 予算委員会、安倍総理の発言など。 <国会会議録検索システム>  で調べてみて下さい。 )


こうした実態を知る国会議員は、与党内にも数多くいて、“TPP反対”の声を上げていました。
今、この人達は何を考えているのか?今後どう行動するのか?が気になります。

今回の選挙では、このあたりの見極めが重要だと感じています。
その判断材料を提供できるように頑張ります。


では、またお会いしましょう。

<投稿>『やっかいな放射線と向き合って暮らしていくための基礎知識』

こんにちは、3さかです。

今だからこそ、多くの人に読んで欲しい本があります。
それは<やっかいな放射線と向き合って暮らしていくための基礎知識>という本です。
(pdf ファイル版が無償公開されています。http://www.gakushuin.ac.jp/~881791/radbookbasic/ )

(前書きより)
これは放射線についての基礎知識を、できるかぎり短く、正確に、そして、わかりやすく解説した本である。
進んだ予備知識がなくても読めるように書いたつもりなので、中学生以上なら(かなりの部分を)読みこなせると思う。 
なるべく多くの人に読んでもらいたいので、インターネット上で無償で公開している ~

あと、もう一つ大事なこと。 
この本は、「安全だよ。安心してください」と言うために書いたのではないし、「危険だ。心配しなくてはいけない!」と言うために書いたのでもない。 
ただ、放射線や原子力について知っておいた方がいい基礎知識を説明し、それから、「放射線はどれくらい体に悪いのか」ということについて何がわかっているかを丁寧に解説した。 
そして、よくわからないことについては、「わからない」とはっきり書いた。 みんなが、何がどのくらい「わからない」のかを知って、その上で、これからどうするかを自分で考えていくのが一番だと信じているからだ。


この本の中の
・<気にする自由>と<気にしない自由>がある。
 ・これから先、福島で癌と診断される人の数が増えていくだろうと(多くの人と同様)ぼくは考えている。これは、放射線の被害で癌が増えるからではない。
おそらく癌はほとんど増えないが、多くの人が定期的に癌の検診を受けるようになり、早期発見が進み、見かけ上の癌の患者が増えるということだ。その結果として、初期の段階で治療する人が増えて、最終的には癌による死亡率は減っていく可能性が高いと思う

という部分が、私は特に印象に残りました。
検査する数が10倍になれば、「癌が10倍に増えた!」という事態はありえますよね?

「原発について考えること」や<気にする自由/気にしない自由>を奪われている、若者や子どもたちに特に読んで欲しい本です。
ーーーーー
私は参議院選挙において、政党のスローガンではなく、候補者それぞれの考え方をしっかりと調べたいと思います。


ではまたお会いしましょう。
ギャラリー
  • 1月20日産経新聞一面「反対派・稲嶺氏が再選」
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  • 1月13日、産経新聞一面「名護市長選告示 現新一騎打ち」
  • 1月13日、朝日新聞一面「政権、4月にも素案」
  • 12月27日新聞一面 「首相靖国参拝」
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  • 12月19日新聞一面「猪瀬知事 辞任へ」
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