選挙の教室は、選挙を変え、日本の政治を変えていくための勉強の場です。選挙に関する様々な情報を収集し、これからの選挙はどうあるべきかを皆さんと一緒に考えていきたいと思います。
なお、このブログには、「早川忠孝の一念発起・日々新たなりー通称早川学校」掲載記事の外、選挙記者による投稿記事等を掲載しております。
☆早川忠孝のプロフィール
元東京弁護士会副会長、元衆議院議員。昭和44年自治省に勤務、富山県庁に出向して富山県選挙管理委員会書記等を経験。新しい選挙制度研究会代表。
連絡先:〒102-0093東京都千代田区平河町1-7-10平河町Sビル3階太陽コスモ法律事務所E-mail:tadataka-h@live.jp

候補者

<投稿>「“あんな”元総理が、今も<国会議員>・・・それは“あなたの1票”が」

お疲れ様です、3さかです。

“あんな”元総理に関する話は重要じゃないと思っていたのですが、一点だけ重要なことに気がつきました。
菅元総理は、昨年末の衆院選で再選を果たしている、今も国会議員なのです。

衆院選は<比例代表欄には、「政党名」だけを書く→各政党が得た議席数に応じて、各党が作った候補者リスト順に当選していく>という仕組みでした。
また、「衆院選は“重複立候補”が可能」。
つまり衆院選の候補者は、「選挙区と比例代表の2回、当選のチャンスがある」という仕組みでした。

菅元総理は、選挙区では落選しましたが、比例代表で“復活当選”しました。
衆院選特有の比例代表制度がなければ、重複立候補できなければ、今は国会議員ではなかったはずです。
 
(2012/12/17 共同ニュースより)


民主党政権も、3人の総理も酷かった。でも、民主党にも良い政治家はいる。だからもう一度やり直して欲しい」と思って、<比例代表>の欄に<民主党>と書いた人もいますよね?
あの元総理の票になるとわかっていたら、他の政党名を書いていたのに・・・。
と思う人もいるでしょう?
でもそういった気持ちは全く反映されることなく、そのあなたの1票が、菅元総理を再び国会議員にしたのです。
「国民から選ばれた国会議員として」ああいった言動を繰り返しているのです・・・。
 
選挙のしくみって、何か変ですよね?それに複雑すぎると思います。
(投票先は、本当に慎重に選ぶ必要があるな。候補者だけでなく、選挙の仕組みについても知る必要があるな。)と、つくづく感じました。

<投稿>「(投票先をじっくり選ぶ時間はない。でも少しは候補者の方針を知って選びたい)という人へ」

こんにちは、3さかです。
(投票先をじっくり選ぶ時間はない。でも少しは候補者の方針を知って選びたい)という人はいますか?
今回の記事があなたの参考になれば嬉しいです。

<YAHOO JAPAN みんなの政治 参議院選挙2013>というページ 
<トップ>
→<自分の選挙区>をクリック
→<どの候補者でもいいので、写真をクリック>
→画面を下にスクロールすると<アンケート結果>が載っているので、あなたが重視している項目の<他の候補者の回答結果を見る>をクリック

すると、その選挙区の候補者の回答が一覧できます。これを見れば、少しは候補者について知ることができると思います。

私は選挙区の関係で、本当に応援したい人に投票できません。残念です。

“比例区”の選び方なんですがーーー
このヤフーのサイトは、「比例区候補者のアンケートの回答」は一覧できません。
だから、<比例区>の方は一人ずつ調べるしか・・・。

もしあなたも「<TPP>の実態をわかっている人に投票したい」のならば、手間を省く方法があります。
 
<TPP参加の即時撤回を求める会>という会があります。
その参加者の名簿に名前が載っていて、今回の選挙に<比例区>から出ている人は
「有村治子 佐藤信秋 橋本聖子 山田俊男(敬称略)」
の4人です(見落としがあるかもしれませんが)。
あとは、この4人の方針をチェックして選ぶという方法はどうでしょう?
ただしこの方法は、<現職候補>に限られてしまいますので、ご注意下さい。  

いずれにしても、せっかく投票に行くのなら、<比例代表>も「政党名」ではなく「候補者名」を書いた方がいいと思います。
「政党名」では、誰を後押しすることになるかわかりませんから。

では、またお会いしましょう。

<投稿>「<公示>と<告示>の違い

こんにちは、3さかです。

今日、参院選が公示されました。
いきなりですが、「<公示>と<告示>の違い」って知ってます?
私は知らなかったので、調べてみました。
衆議院総選挙と参議院通常選挙だけは公示。それ以外の選挙は告示。(衆院選や参院選でも、補欠選挙は総選挙ではないので告示)」だそうです。


<インターネット選挙運動の解禁に関する情報>については総務省のHPが参考になるかと思います。
ネット選挙運動 総務省



今回行われるのは、<参議院議員通常選挙>です。
投票用紙に記入するのは2箇所、<選挙区><比例代表>という欄です。
参議院選挙 投票 naruhodo04_03
 ・<選挙区>は各都道府県単位で行われ、有権者は当選させたい<候 補者名>を記載して投票します。
 ・<比例代表>は全国を単位に行われ、有権者は当選させたい<候補 者名または政党名>のいずれかを記載して投票します。

各候補者の考え方をしっかりと調べて、<比例代表>の欄にも<候補者名>を書きたいですね。
その方が意思が伝わると思いますので。


<投票日>は21日ですが、もう明日から<期日前投票>ができます。
場所と時間は、「投票所入場整理券」(昨日ポストに届いているはずです)に記載されています。


各候補者のSNS活用状況は
で確認できます。

というサイトも私は参考にしています。

でも私が最も知りたい、「各候補者の考え方」がはっきりとはわかりません。
私たちにとって重要なのは
選挙の結果、どういう世の中になって、自分の生活がどう変わるのか?
ということですよね?
それを知るためにはどうすればいいのか・・・。


ではまたお会いしましょう。

<投稿>『やっかいな放射線と向き合って暮らしていくための基礎知識』

こんにちは、3さかです。

今だからこそ、多くの人に読んで欲しい本があります。
それは<やっかいな放射線と向き合って暮らしていくための基礎知識>という本です。
(pdf ファイル版が無償公開されています。http://www.gakushuin.ac.jp/~881791/radbookbasic/ )

(前書きより)
これは放射線についての基礎知識を、できるかぎり短く、正確に、そして、わかりやすく解説した本である。
進んだ予備知識がなくても読めるように書いたつもりなので、中学生以上なら(かなりの部分を)読みこなせると思う。 
なるべく多くの人に読んでもらいたいので、インターネット上で無償で公開している ~

あと、もう一つ大事なこと。 
この本は、「安全だよ。安心してください」と言うために書いたのではないし、「危険だ。心配しなくてはいけない!」と言うために書いたのでもない。 
ただ、放射線や原子力について知っておいた方がいい基礎知識を説明し、それから、「放射線はどれくらい体に悪いのか」ということについて何がわかっているかを丁寧に解説した。 
そして、よくわからないことについては、「わからない」とはっきり書いた。 みんなが、何がどのくらい「わからない」のかを知って、その上で、これからどうするかを自分で考えていくのが一番だと信じているからだ。


この本の中の
・<気にする自由>と<気にしない自由>がある。
 ・これから先、福島で癌と診断される人の数が増えていくだろうと(多くの人と同様)ぼくは考えている。これは、放射線の被害で癌が増えるからではない。
おそらく癌はほとんど増えないが、多くの人が定期的に癌の検診を受けるようになり、早期発見が進み、見かけ上の癌の患者が増えるということだ。その結果として、初期の段階で治療する人が増えて、最終的には癌による死亡率は減っていく可能性が高いと思う

という部分が、私は特に印象に残りました。
検査する数が10倍になれば、「癌が10倍に増えた!」という事態はありえますよね?

「原発について考えること」や<気にする自由/気にしない自由>を奪われている、若者や子どもたちに特に読んで欲しい本です。
ーーーーー
私は参議院選挙において、政党のスローガンではなく、候補者それぞれの考え方をしっかりと調べたいと思います。


ではまたお会いしましょう。

<投稿>そもそも<公共事業削減>は何の為だったのでしょう?

こんばんは、3さかです。

私はブログ、
<早川忠孝の一念発起・日々新たなり     通称「早川学校」>
のイチ読者で、政党・候補者・選挙とは無関係の人間です。
どこの団体とも無関係の、全くの個人です。

“政治”に対して冷ややかな人たちには、
(どうせ自分たちの意見など、全く政治に反映されない。全部“あっちの方”で勝手に決まっていく。)
という思いがあるのでは?と感じます。
(<ネット選挙運動解禁>をきっかけにして、その双方向性を活かし、国民の意見が“政治”に反映されるようになればいいな。 
やがて私たち国民が、政党に対して政策を提言できるようになればいいな。)と企んでいます。
ごくごく微力ながら、その手伝いをしたいと思っています。

各党が今掲げている方針で、<経済、憲法、エネルギー政策>だけを見ても、何故か私の考えはどの党とも一致しません。
ですので安心して?お読みいただければ幸いです。

~~~~~
引き続き「公共事業批判」に対する批判です。

公共事業は古い!時代にそぐわない!」などと、某国立大学院教授が“ドヤ顔”で語っていましたがーーー
日本のインフラは4~50年前に作られたものも多く、<老朽化>が懸念されています。
実際に<トンネル崩落事故>もありましたよね?
インフラは1度作ったら、永遠に使えるモノじゃありません。

公共事業は「時代にそぐう/そぐわない」とか「古い/新しい」とか、そういう問題じゃないですよね?
私たち国民は、知らず知らずのうちに、その恩恵を受けているはずです。
「公共事業はバラマキだ!」といったスローガンにのせられては、私たち自身の命や生活を守れません。


さらに、「公共事業は、一部の建設会社関係者・政治家が儲かるだけだ!」と批判している、“専門家”もいますがーーー
その儲かったお金を何かに使えば、また別の誰かの所得になりますよね?

そもそも<公共事業削減>とは何の為だったのでしょう?

をご覧下さい。
平成10年以降、公共事業関係費を減らし続けてきたのに、景気は良くならない、政府の財政も改善しない。

一体何の為だったのでしょう?誰に説明を求めればいいのでしょう?


ではまたお会いしましょう。
ギャラリー
  • 1月20日産経新聞一面「反対派・稲嶺氏が再選」
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  • 1月13日、産経新聞一面「名護市長選告示 現新一騎打ち」
  • 1月13日、朝日新聞一面「政権、4月にも素案」
  • 12月27日新聞一面 「首相靖国参拝」
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  • 12月19日新聞一面「猪瀬知事 辞任へ」
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