こんばんは、3さかです。

<選挙公約/マニフェスト>って、「結局、どのくらい実現できたのか?できなかった理由は?」といった検証や説明が、ほとんどありませんよね?
守れなかった場合に何のペナルティも無ければ、「(実現できるか、守る気があるか)とは関係なく、“言った者ウィン”になりますよね?

<選挙公約/マニフェスト>にも、何らかのルールが必要なのでは?と思います。
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今日は「日本の政府は“金遣い”が荒い!ムダ遣いが多い!ムダを削れ!」という批判についてです。

はたして、その実態は?
調べてみましたーーー

 この23ページには「OECD諸国の政府支出及び収入の関係」というグラフと共に、
『1995年から2010年にかけて、政府支出は社会保障支出の伸びにより増加する一方、租税収入が減少し、財政収支が悪化しています
なお、社会保障以外の支出については、OECD諸国で最低水準に減少しています。
』という説明が記載されています。
このグラフを見ると、日本は「<社会保障支出>(対GDP比)はOECD29ヶ国中16位、<社会保障以外の支出>にいたっては29位になっているのがわかります。
「日本の政府は“金遣い”が荒い!ムダ遣いが多い!」と言えるでしょうか?

また、「日本はもっと“小さな政府”を目指すべきだ!」という主張もありますが、
それを言うのなら、まず「日本はすでに世界有数の“小さな政府”だが」という現状を紹介してからにして欲しいです。


そして「ムダを削れ!」の「ムダ」とは、「誰の視点か」によって変わりませんか?
それは「誰かにとっては、人生を左右する雇用や所得」の場合も、少なくないはずです。
次は誰が“生け贄”にされるかわかりません・・・。


ではまたお会いしましょう。