弁護士選挙研究会の共同代表の一人である古金千明弁護士から、一般に公開しても差し支えないとの了解を頂戴したので、早速皆さんにご紹介する。

私のブログを読まれて興味を持たれたマスコミ関係者の方は、直接古金弁護士に連絡されたらいい。
弁護士選挙研究会では現在どんなことを研究しているか、そしてこれからどんなことをしようとしているか、などのことを知るのも、それなりに皆さんの報道の役に立つはずだ。

以下、古金レポート:

「都知事選ネタですが、1月23日のニコ生の「東京都知事選 ネット応援演説」ですが、生放送では見ることができなかったのですが、早速、blogosで記事がアップされていました。
http://blogos.com/article/78570/

当落選上に届くかというと厳しいかもしれませんが、家入一真氏がネット選挙を本当の意味で展開するかもという期待が一部であるようです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140122-00000077-zdn_n-sci
http://f-shin.net/fsgarage/1066
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20140122_631783.html

家入氏は、元ひきこもりで、起業して29歳でジャスダック上場を経験しているユニークな経歴の方です。ネット界隈ですと、studygift事件を思い出すところです。政治にしらけずに、若い人がチャレンジするのは、そうでないよりもいい傾向かと思います。ホリエモンも応援しています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%B6%E5%85%A5%E4%B8%80%E7%9C%9F
http://bylines.news.yahoo.co.jp/kandatoshiaki/20140122-00031875/

ただ、武運つたなく、今回は、結果が仮にでなかったとしても、一度の挑戦にめげずに、継続的にチャレンジしてほしいところではあります。政治の世界では3バン(地盤、看板、鞄)のない人が、現役で合格(当選)するのは、大変かと思います。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E3%83%90%E3%83%B3

ちなみに、やまもといちろう氏は、家入氏について、3本も記事をエントリーされる等、「なまあたたかく」見守っておられるようです。
http://kirik.tea-nifty.com/diary/2013/12/post-3148.html
http://kirik.tea-nifty.com/diary/2013/12/post-0b39.html
http://bylines.news.yahoo.co.jp/yamamotoichiro/20140124-00031917/

ところで、調査力に定評のある赤旗が、舛添氏について、都知事選の告示日を狙って

「政党助成金で借金返済 舛添氏の「新党改革」 政党支部→資金団体と迂回」
「舛添氏 政党支部/自宅に事務所費800万円/政党助成金を懐に/10~12年ファミリー企業に支出」

という記事をぶつけてきました。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2014-01-21/2014012115_01_1.html
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2014-01-23/2014012301_04_1.html

1月24日時点では、大手マスコミはスルーしているようですが、「炸裂」するのか、「忘れさられて」しまうのか、はたまた「誤報」なのか、今後の状況を見守りたいところです。

宇都宮氏ですが、宇都宮陣営の元「中の人」だった方が、アンチブログを展開中です。そのブログを見てみたら、「宇都宮健児君、立候補はおやめなさい」は、なんと「その33」まで続いていました。
http://article9.jp/wordpress/

細川氏ですが、細川氏と小泉氏について、街頭演説の文字起こしがありました。
出典は、結いの党の井出ようせい議員のブログです。

細川氏の演説
https://yousei-ide.com/blog/archives/5402
小泉氏による応援演説
https://yousei-ide.com/blog/archives/5411

マスコミ報道だと、編集が入ってしまうので、なかなか候補者の生の声やニュアンスがわかりません。ただ、ネット選挙解禁によって、こういう生データがアップされるというのは、いいことですね。探せば、動画もあるかもしれません。

そもそも、ここまで複雑化した社会に対する政策について、口頭の話だけで、政策パッケージをきちんと説明できるはずがありません。また、聞いている方も、スローガンくらいしか理解できません。

有権者にわかりやすく説明するためにパワーポイントの資料を配付したり、パワーポイントをモニターに映しながらプレゼンをすると、刑事罰が課せられるという、これまでの公職選挙法が「異常」だったといえます。

候補者が政策パッケージについて、きちんと説明できる環境が少しずつ整ってきて、「正常化」の方向に向かっている感じではあります。

こういう一連の動きを見ると、昨年の参議院選挙よりも、今回の都知事選の方が、ネット上のバトルは活発な印象を受けますね。

どなたか、センスのある方が、まとめサイトを作ったら、おもしろいかもしれません。」

こういう情報を継続的に発信していくと、これまで一部の人の専有物か、時には玩具同然になっていた日本の選挙を、本当に国民の、国民による、国民のための選挙に変えていくことが出来るようになると思うが、さて如何だろうか。