2013-07-22 11:12:26 テーマ:---
問題を抱えている人には立候補を辞退してもらうのが一番いい方法だと思ってそれとなくメッセージを送ったつもりだが、結局律故歩を辞退せず滑り込み当選を果たしたようだ。

今回の選挙は、当選したらそれで禊が済むような選挙ではない。

選挙が終わったら全国の裁判所で選挙無効訴訟が提起される。
選挙そのものの違憲性が問われ、選挙無効が争われるわけだから、当選証書を貰ったからと言って安穏としていられない。

公職選挙法の見直し作業も本格的に始まるはずである。

これまではあまり注目されてこなかった政治倫理確立・公職選挙法改正委員会が国会の花形委員会になる可能性がある。
公職選挙法の改正問題について有識者による第三者委員会を立ち上げることになったら、当然マスコミの注目はこの委員会に集まる。

今回の参議院選挙や昨年12月の衆議院選挙の記憶が冷めないうちに行われる委員会だから、選挙に関することであればどんなことでもホットな議論になる可能性がある。
事前運動や会社ぐるみの違法な組織的選挙運動などは格好の材料になる。

こういうことが得意な共産党が大きく議席を伸ばしているのだから、委員会ではかなり実証的なデーターを取り揃えての厳しい追及もあり得ると予想しておくのがいい。

修銀も参議院も新人が多いから、これからは馴れ合い的な質疑が許されない、真剣勝負の質疑が続くようになるはずだと見ている。
政治の泥水をあまり呑んでいない、純粋無垢な若い国会議員だったら、これはおかしいんじゃないかと思うことなら徹底的に追及するようになる。
若い人が多ければ、政党を超えて急速に共鳴が拡がる。

マスコミが注目すれば、世論も関心を持つようになる。
マスコミが注目すれば警察も検察も黙ってはいられない。
まして、選挙違反の告発が出され、検察審査会も控えているとなると手抜きの捜査は許されない。

一度どこからか、これはおかしい、という声が出ると、燎原の火が拡がるようにこれが拡がる可能性がある。
ずっと火種はあったのだから、いつ火が点いてもおかしくない状況である。

まだこれから何が起きるか分からない。

・・・・・。