ギリギリ投稿失礼します。
期日前投票や不在者投票などを利用することもなく、また介護者や障害を持つ人の代理投票や郵便投票にも該当せず、ファクシミリによる洋上投票や南極投票にもあんまり一致しない国民は今日の夜8時(たぶん)が期限になります。今回の選挙に対して、いまいち有権者の関心が薄いとか言われてますが、うちの杉並区は三宅洋平氏がいるためか、自分のまわりはみんな盛り上がっておりますよ。

それでも、やっぱりまだまだ選挙に興味のない人は多いよう。そんな方々に、差し迫る投票時間ギリギリになりますが、一言だけ言わせていただきたい。

それってちょっとダサくない?

最近の政治に不満の多い人、たくさんいるよね。いってみれば俺もそう。とんでもないことを堂々と言ってのけるジジィ、じゃない政治家や平気でウソをつく政治家、とぼける政治家、頭髪ズラ疑惑の政治家、隠蔽疑惑や犯罪疑惑の政治家、逆になーんにもしない政治家、毎日のようにそんな話題が満ちあふれ、国民が不満と憤りを感じるのは至極当然のことです。

だけど!我々一般国民に唯一与えられた権利「投票」。これに参加しないで文句だけ言うのって

はっきりいってダサくない?

仕事もしないで上司の悪口ばっか言うダメ社員みたいじゃない?
みんな国民として堂々と頭のおかしな政治家に文句が言えるように、やることはやっとこうぜってこと!
別に大変なことじゃないんだもん。投票するのに1000円払えとか、わざわざ暑いのに霞ヶ関まで出向けとか、投票さして下さいって土下座してお願いしろとかそんなわけじゃない。
投票会場は家から近いところになってるし、わざわざ親切に地図まで送ってくるからGoogleマップで調べる必要もないし、投票は所得や偏差値や容姿の如何に関わらず、平等にプライスレス。水道代を滞納していたり、決められたゴミの日を守ってなかったり、そういや昨日道にガムを吐き捨ててたり、道路交通法違反で免停中だったり、NHKの受信料を一度も払ってなかったりしても大丈夫。
仮に年金を何年間か滞納していたとしても問題ありません。
もしかして運よくメディアの出口審査に遭遇したりすれば更に偉そうなしたり顔で自分の意見が言えちゃう。これが全部タダ。
これってすっごいおトクなことじゃない?

なんだかちょっと勘違いをしている人がこの期に及んでまだいるようなので一応確認しますが、今回から導入された
「ネット選挙」。これは決して
インターネット上で投票できるわけではありません。
大学生の25%が誤解してるらしい。まあ間違えやすい名称ではある。
「ネット選挙」とは、
インターネット上で選挙運動ができる制度のことです。
俺たちが投票する方法は今までと同じ。投票箱に紙を入れるアレです。紅白歌合戦の最後にやってるやつと同じ感じのやつです。それが今日の午後8時までなんだよ。

「送られてきた気もするけど投票の紙どっかになくしたowz」

「うっかり投票の紙を忘れて外出なう。取りに戻るひまとかないしowzzzz」


あるある!!しかしながらそういう方もノープロブレム。持っていくのが決まりと思いがちですが、ぶっちゃけ持ってなくても身分証明書的なやつをチラ見せすれば投票は出来ます。赤ちゃんや小さな子供を連れてっても大丈夫!目の不自由な方には点字投票があります。車椅子でもちゃんと誘導してくれます。

そんなわけでほんとマジ、ギリギリになってなんですが、参議院選挙における投票のしくみ」をここでおさらいします。あー、もう時間がない。これ読んだらすぐ行ってね。

① 参議院選挙は”選挙区選挙””比例代表選挙”からなりますので、2回も投票することが出来ます。2つも投票できるとか滅多にないし。超ラッキーな機会ですよ。

”選挙区制度”とは、都道府県単位で行われます。自分の住んでいる地域の候補者の中で、一番投票したい人個人に入れる票。近所のあちこちの掲示板に貼ってある候補者の好きな人に自分の自由に勝手に入れていいんです。上司の圧力や鬼嫁の命令などに屈することもありません。だってあなたが誰に入れたか、誰もわかんないし。
おまえの言ってること超カッコいいじゃん!と感じた人に入れるのがまぁ普通ですが、どうしても誰がいいこと言ってるのかわかんない人は、この際、顔が好みな人に入れてもかまいません。

”比例代表選挙”とは、全国単位で行われます。俺たちは投票したい人個人か、もしくは応援したい政党に投票します。どっちだっていいんです。個人的だと誰がいいのかわからない人は、政党の名前でいいんです。
どの政党がいいのかすらわからない人は、もうアレです。この党だけは絶対許さんガッデム!というムカつく政党のなんとなくライバルっぽい党に入れればいいんです。
AKBの大島優子が好きじゃないから大島優子を1位にしないために指原莉乃に入れるのと同じです。

また、「自分の一票があんまり影響ないとつまんない」と思う人は、マスコミが「当落線上のビミョーなとこにいます」と騒ぎ立てている候補者の、こいつけっこういいんじゃね?と思う人に入れることをオススメします。そういう場合は、あなたの入れた一票が当選するかしないかの貴重な票になるわけ。あなたが入れたか入れないかが、その人の当落に超重要になるわけ。

これだけ!かんたーん。これでもわからない人は、とりあえず投票会場に行けば「投票の注意書き」が貼ってありますし、そこにいる係の人に聞いても結構親切に教えてくれます。送られていた投票のお手紙をなくしてしまった人も、インターネットで投票することはまだ出来ませんが、インターネットで自分の住んでいる住所から投票会場を検索ことは可能。「○○区○○ △丁目 投票」とか打ち込んでググってみてください。

投票したあと、ネットやテレビの開票速報なんかを見ながら
「俺の一票ってかなり正解じゃね?カッケーじゃん俺!」
とかほくそ笑むのもまた楽しい。
「こんなバカが当選するとかわかってねえな。次はもっと仲間集めて投票行って、こいつを落とすしかないな」
と地団駄踏むのもまた一興。

とにかくさ、最近の政治情勢にあったまきて沸騰しそうなあなたこそ、選挙にいかないとかマジありえないわけ。右翼でも左翼でもそんなこと事態どっちも勘弁でも、それを言うチャンスってここしかないわけ。
「自分は政治社会の現状に諦めと脱力を感じているからこそ、投票しないという行動でその気持ちを世論に表現したい云々」 
とか思っちゃってる人、それって残念ですが、ただの勘違い大賞です。
仮に日本国民の全員が選挙に行かなかったとしても、国民ががっかりしている政治家たちは
「自分たちにそんなにも魅力を感じてもらえないんだorz」
とは決して考えません。
「投票しないなんて、国民の意識レベルも下がったもんだいやはや実に情けないな」
となるだけです。 
「もう国民はみんな意識レベル低いから、俺たち何やっちゃってもだいじょぶなんじゃね」
となる危険性すらあるのです。 

あら、これってもう大変じゃないですか。もう行くしかないですよ。お隣で朝からギターかき鳴らし続けてる山田くんも、引っ張り出して一緒に連れてってください。隣に住んでれば確実に投票会場は同じです。 2階の部屋にひきこもったまま萌え系サイトを見続けている息子も、この機会に一緒に出かけましょう。ついでに投票後は
「若者が政治に関心を見せず、どこかに遊びに出かけているこの時代におまえは本当に偉いな。パパは誇りに思う」
と褒めたたえ、帰りは投票所の近くのコンビニで「ア○ヒスーパードライ」でも購入し、手渡して一緒にプシュっとやればもう完璧です。そして息子はそのまま部屋に戻さず、夜は一緒にホットプレートで焼き肉でもしながら、MXテレビ「池上彰の参院選ライブ」を楽しみましょう。選挙について実はいまいちよくわからないお父さんも
とりあえず池上彰に賛同していれば、息子には確実にカッコ良く見えます。

もし、息子が池上彰と違う意見を言ったら
「池上彰に堂々と反論出来るなんて、おまえはなんてすごいヤツなんだ。パパは感動した!残りの肉はおまえが全部食え」
と言ってあげましょう。

さ、ギリギリ記事はこれでおしまい。残すところあと数時間。
参院選投票に行こう!!