いよいよ長い選挙戦が終わる。
この度の参議院選挙のことだけではない。
短くは昨年11月の衆議院解散から現在に至るまでの選挙戦であるが、4年前の衆議院選挙で自民党が大敗を喫して政権交代になってから現在までの、実に4年間にわたる選挙戦である。
昨年12月の衆議院選挙で自民党が勝利を収め政権に復帰し安倍新内閣が発足したが、明日の参議院選挙の投票でいよいよ参議院でも自民党が過半数の議席を獲得することになる。
いわゆる衆参の捩れが解消されることになる。
衆参の捩れがなくなれば、どんないいことがあるか。
私たちは、まもなくその答えを見ることになる。
これからは与党が提出する予算案も法律案も通りやすくなり、決められない、先送りの政治が決める政治、責任を取る政治に変貌していく。
与党の国会議員の責任が格段に重くなる。
何事も決めない、決められない政治であれば、決めない、決められないことについて誰が責任があるのか互いに責任のなすり合いをしていればよかったが、これからは結果を出せる政治になるのだから決めたことに国会議員が責任を持つことは当然のことである。
勿論、決めることが出来たのにあえて決めないことにした場合も与党の国会議員は責任を問われることになる。
野党が反対するから、などという逃げ口上はこれからは許されなくなるのだから、一人一人の国会議員の判断が格段に重要になる。
そのことを良く認識して、それぞれに腹を決めることだ。
おそらく8月初旬に短い臨時国会が召集され、長い休みに入るはずだ。
私たちは新しい時代のとば口に差し掛かっている。
衆参の捩れが解消してどんなにいいことが起きるか。
いいことが沢山待っていることを、ひたすら祈っている。
いよいよ明日が投票日である。