こんにちは、つじぼう(@ahina)です。
 参議院選挙も終盤、最後のお願いを連呼するまで後4日になりました。

アゴラで共感できる記事があったのでご紹介。

あるべきネット選挙運動の姿とは何か --- 本山 貴春

特に、
選挙運動をネットで公開することは無意味ではない。しかしほぼ全ての陣営が同じことをやっている以上、それは既存の支持者に対するアピールにしかならない。選挙とは熱伝導である、というのは有名な選挙プランナーの言葉だが、まさにネットで「熱を伝える」「共感と感動を拡散する」ことこそが、ネット選挙運動の肝なのだ。 
この部分には100%共感できます。
各陣営が、「ネット選挙」を実施しても、その中身がない限りは誰も見てくれないし 、投票行動に結びつけるという意味ではほとんど意味をなしません。

逆に、例え嘘でも騙そうといしていても、共感できることは広がっていきます。

東日本大震災で、ライフラインとして注目されたSNSですが、市原コスモ石油火災の毒性物質のデマや、救難要請デマなどはまだ記憶にある方も多いでしょう。
どんな情報であっても、例え嘘でも、共感されると一気に拡散してしまうのが今のネットです。

ただ、デマと言ってもネット選挙が始まる前から怪文書の類は存在していました。
では、今までのデマとネットのデマは一体何が違うのでしょうか?

ひとつにSNSの普及によりデマの拡散がより簡単で早くなってしまったことだと言えるでしょう。
一度、拡散してしまったデマを誤りとするにはものすごい労力と時間を要します。
真実や証拠を持ってしても、デマを打ち破るには労力がかかります。
普通は、めげてデマが真実になってしまうことが多いのです。

今後のネット選挙では候補者は持論を展開することより悪質なデマとの戦いにくれるかもしれません。
そうならないためにも、候補者自らが共感できることを発信していかないといけません。
むやみにやっても無駄です。
どうしたら人を動かせるのか考えて発言することがネット選挙で有効に戦うコツではないでしょうか?