インターネット選挙運動解禁で変わったことがある。

選挙について書くことが自由になった。
候補者の一人一人について書くことが自由になった。
候補者一人一人のいいところや悪いところについて自由に論評できる。

公正さを装うためにあえて言葉を濁していたところを、本当のことであれば堂々と書いていいことになった。

未成年者の方々には選挙運動の自由が与えられていないから、うっかり変な書き込みをして選挙運動をした、などと批判、非難を受ける虞があるが、成人であれば、仮にそれが特定の候補者や特定の政党のための選挙運動のように受け止められても誰からも咎めを受ける虞はない。

まだ皆さん慣れておられないから選挙についての具体的なコメントはされておられないようだが、3日経てば世の中が変わる。
こんなこと書いても大丈夫だろうか、などと逡巡されていた方々も書いていいというお墨付きが与えられたら書きはじめるはずである。

何も候補者だけの特権ではない。
書く権利は国民の一人一人に与えられている。
これまでは、発信力のない人がどんなことを書いても世の中を変える力はなかったが、インターネットの世界は一晩で世の中を変える力がある。

序盤戦の世論調査の結果がマスコミ各社から発表された。
昨年の12月の衆議院選挙までは世論調査がそのまま選挙結果に反映されるような状況だった。
しかし、この参議院選挙からインターネット選挙運動が解禁されたのだから、選挙が変わるはずである。

マスコミしか有していなかった武器を候補者が持つようになった。
マスコミしか持っていなかった武器を国民がそれぞれ持つようになった。
武器を持った人たちは強い。
武器を持ちながらその武器を使わない人たち、使えない人たちはお気の毒だが、いずれみんながこの武器を使い始めるはずだ。

エジプトのような流血を伴うクーデター騒ぎは、日本では無用である。
誰の血を流すこともない最大、最良、最高の武器を皆さんが獲得したのだから、これを使わない手はない。
もっとも、選挙運動が出来ない未成年者や政治や行政の現場を一番よく知っている公務員の皆さんにはこの武器が与えられていないので、実にお気の毒だが。

参議院選挙は、始まったばかりである。
選挙がどう変わるか、選挙戦がどう変わるか、選挙結果がどう変わるか、見どころは満載だ。