都議選が終わると、いよいよ参議院選を迎える。

参議院選挙の出馬予定者として比較的世間に名前が通っていると思われる「そこそこの有名人」の名前が取り沙汰されていたが、目を皿にして新聞を読むが一向にその動静が明らかでない。

どこからも名前が上がってこないし、本人の声も聞かれないから、ひょっとしたら名前が上がっただけかも知れない。
テレビでお茶の間に登場した人は、テレビに出なくなったらあっという間に知名度を失う。
3か月間一度もテレビに出なければ、もう過去の人だ。
そのくらいに、テレビに登場して作り上げられた人気は、移ろい易い。

だから、本物のタレントは最後の最後まで選挙に出るなどということは口にしない。

こういうことにかけて天才的なのは大阪の橋下氏である。
200%立候補しないと言いながら大阪府知事選挙に立候補して政治家に転身してしまった。
お茶の間で獲得した人気をそのまま政治の世界に持ち込んで、それなりに成功した。
少なくともテレビを通じて獲得した人気を維持できるようなパフォーマンスを次から次へと繰りだしてお茶の間を飽きさせなかった。

行政マンとしての行政手腕には不安があったが、政治に対しての国民の期待値を大きく上げるために必要なことはなんでもやってきたのだと思う。

大阪府知事から大阪市長への転身も見事だった。
大阪維新の会の設立や維新塾の開催までは非の打ちどころがないほどに目覚ましい活躍ぶりを示していた。
マスコミも橋下氏に期待した。
私も橋下氏に大いなる期待を寄せてきた。

しかし、この僅か半年余りで橋下氏に対する国民の期待値が大きく下がってしまった。

カッコいい橋下氏の姿がテレビに登場しなくなったからだろう。
話題性は相変わらずあるが、お茶の間が声援を送りたくなるような登場の仕方ではないから、こういう姿でテレビに登場しても国民は冷めるだけである。
どんなに威勢のいい発言を続けても、お茶の間が白けるようなことしか言えないのだったら、そろそろ限界である。

茶髪で人気を博した弁護士は、結局は茶髪に戻るしかないのだろう。
残念だが、ここまで来るとそう判断せざるを得ない。

維新変身。
維新は、この都議選で手痛い敗北を喫する。
橋下氏は茶髪に戻る前に頭を丸める必要があるが、もはや遅い。

東京の石原氏と大阪の橋下氏が袂を分かつ日が刻々と迫っているようである。