選挙の神様―挑戦する若い方々が心得ておくべき選挙の実相を語る (早川忠孝「先読み」ライブラリー) [単行本]
2011-03-05 05:56:45
テーマ:選挙

世の中には色々な若者がいる。


若者のいいところは、型に嵌まった既成の概念に捉われない自由な発想力と思い切った行動力だと思う。

そのいいところを伸ばしてあげたいが、若者には常識や社会経験が足りないための無軌道なところがある。

良師に恵まれればどうにか危険な道を避けて目的地に到達できるが、本道を外れているのかどうか、どこかで落とし穴や危険な罠があるのかどうかの嗅覚も利かないから時々大変な事態を招いてしまうことがある。

統一地方選挙に立候補しようとしている一人の若者のブログを時々覗かせていただいているが、これは一言注意しておいた方がいいと思うようなことがあった。


同じような経験をされている方もおられると思うので、私のブログで取り上げさせていただく。

警察から注意された時は、これを絶対に無視しないこと。

選挙管理委員会と異なり、警察は自分の判断で捜査を始めることが出来る。

警察が対外的に何らかの意思を表明し行動を開始したときは、関係機関との協議が済んでいると考えた方がいい。

この段階で法律議論を吹っかけても何の足しにもならない。

むしろ自ら捜査の対象に飛び込んでいくようなもの。


普通の場合は、自分に降りかかる火の粉を消す行動をするものだが、選挙に出ようと意気が上がっていると反って反発してしまうようだ。

リスクの大きさが分かってなお行動を止めない人は志士にもなり得るが、一般的にはリスクの大きさが分かっていない人が多い。


私のブログを読んで勉強されている若い方々はよく知っておいて欲しい。

警察の警告を無視するのは、とっても危険なことだ。

判例、先例を作ることを厭わないで捜査のターゲットにしようという意図が警察にある、ということを知っておいて欲しい。


好漢自重せよ。