2013-06-16 15:06:06
 
インターネット選挙運動が解禁されても、そうそうは選挙は変わらない。
候補者の陣営にとっては、告知のツールが一つ増えた程度に受け止めておけばいい。

選挙の要諦は、どれだけの人から支持してもらえるか、どれだけの人から応援してもらえるか、ということだ。

票は、握手した数しか入らない。

そのことを徹底的に叩き込むことだ。
いくら戸別訪問をしたところで、本人と会って話をしていなければ他人は他人。
友達にはなれない。
靴を何足も履き潰すくらいに歩き回って、ようやく数人の支持者と巡り合うようなものだ。

握手をするのが大事である。

握手の仕方を知らない人が多そうだから、念のため書いておく。
相手の顔を見ないで握手することは、絶対に禁物である。
そんな人いないでしょう、と言われるだろうが、いる。

何人もの人と握手をするのだから、握手をしているうちに次の人の顔を見てしまう。
握手の最中に呼びかけられて、ついそっちの方に顔を向けてしまう。
手には心がないように思っているだろうが、握手をしている相手には握手をしている人の心がどこにあるか分かってしまうものだ。

心ここにあらず。

そう感づかれないようにしなければならない。

手袋をしたまま握手をする人はいないと思うが、いる。
汚いものに触るのが嫌な人は、手袋をしたまま握手をしようとしてしまう。
まあ、そんな人は選挙などというものには一切関わらない方がいいのだが、おだて上手な人がそういう選挙に不向きな人も選挙に出てしまうことがある。

選挙に出る人の握手は、一切の気取りなしの握手である。
皇族のような握手をしたがる女性がいるが、これは大きな勘違い。
相手の手を包み込むようにガッシリ握って、自分の心が相手に伝わるような暖かい握手をすることである。

何人もの方と握手をしなければならない。

握手する手はいつも清潔でなければならない。
候補者は、絶対に手を汚さないことだ。

もっとも、これは別の意味だが。