選挙の教室は、選挙を変え、日本の政治を変えていくための勉強の場です。選挙に関する様々な情報を収集し、これからの選挙はどうあるべきかを皆さんと一緒に考えていきたいと思います。
なお、このブログには、「早川忠孝の一念発起・日々新たなりー通称早川学校」掲載記事の外、選挙記者による投稿記事等を掲載しております。
☆早川忠孝のプロフィール
元東京弁護士会副会長、元衆議院議員。昭和44年自治省に勤務、富山県庁に出向して富山県選挙管理委員会書記等を経験。新しい選挙制度研究会代表。
連絡先:〒102-0093東京都千代田区平河町1-7-10平河町Sビル3階太陽コスモ法律事務所E-mail:tadataka-h@live.jp

選挙違反の告発

2013-07-06 17:00:43 テーマ:---

選挙期間中に何故選挙違反の告発をしないか

やれ、やれ、という声が聞こえる。
なんで告発しないのか、と些か非難めいた口振りで物を言う人がいる。

黙って見ているのが如何にも皆さん辛そうだ。

これではただでは済まないだろう。
選挙が終わったら嵐が吹くだろう、と思っている。

しかし、私どもは選挙違反の告発を目的とする団体ではないから、そういうことはしない。

あくまで事実を指摘しておくだけだ。
多分、公職選挙法の方がいけないのだと思う。
公職選挙法の見直しの材料にすべき事項を単に指摘しているだけだ、と理解していただければ幸いだ。

今朝の街頭演説会の告知立て看板は、参議院選挙の公示の前から立てられていた。
数日間あの状態で野晒しになっていた。
公職選挙法の規定では設置できる看板には枚数の制限があるから、違反にはなる。

しかし、どこの陣営でもこういう違反を繰り返しているから、誰かが文句を言わなければ皆、見て見ぬふりをするか、全く問題の所在に気が付かないでそのままにしてしまう。
こういう類の問題が実に多い。

かつてそれで誰も問題にしなかったからそれでいいだろう、などと軽信していると、いや、やっぱりそれは駄目だ、と突然言われることもある。
まあ、皆さん、気を付けた方がいいことは確かだ。

ちなみに、選挙期間中は警察当局も滅多に強制捜査はしない。
警察の捜査が結果的に選挙結果を左右した、などと言われると、そのこと自体が選挙妨害、選挙の自由妨害になるのではないか、という疑義を招きかねないからだ。
選挙違反の摘発は、現行犯を除いて投票箱が閉まってから、が大原則である。

7月6日本日の新聞一面

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日本経済新聞『与党、過半数の勢い』
産経新聞『自公 安定多数「70」確実』


参院選前半の情勢分析では自公で参院過半数122議席数を確保出来る見込み。

ただこれは自民党と公明党が強い訳ではなく、野党が弱すぎる。
民主党は半減以上になる見込み。衆議院選と都議会選の大敗炎上の『負の連鎖』を断ち切れずにいる。
断ち切るチャンスは僅かながらあった。それは鳩山由紀夫元総理の売国発言に対して海江田代表は党として毅然として『除名』処分を課すべきであった。たとえ6月30日までの退党する短い在籍期間であったにせよ、海江田代表は党として衿を糾して鳩山由紀夫元総理を除名追放にすべきであった。
短いから効力が無いと除名しなかったらしいが、それでは民主党は今後も鳩山由紀夫元総理に翻弄されてしまうだろう。

また、公示直前に東京区の民主党推薦を鈴木寛氏一人だけにして大河原雅子氏を切った事も禍根を残すだろう。
海江田代表は『共倒れ』を恐れて一人推薦にしたが、直前になって切られた大河原雅子氏側は釈然としない、この理不尽な切り方に反旗を翻して無所属で出馬する事になる。

更に菅直人元総理が大河原雅子氏側に付き応援宣言をするに至っては民主党のバラバラ感は相変わらずであり、有権者はシラケるだけ。
しかも菅元総理、「全力で応援する」と宣言した大河原雅子氏の事をTwitterで『大川原』と名前を間違える杜撰さ。そういえば細野豪志民主党幹事長も、蓮舫議員の愛犬の写真に対して「ずぼらな瞳」とTwitterで呟き、たくさんのツッコミが入ったのは記憶に新しい。
民主党は、あらゆる点が杜撰過ぎて政党としての存在が日本国民から拒絶されつつある事を自覚しない限り再生は不可能だと思う。

最後はやっぱり、このポスターに行き着くのだろうな。


文責:Web書店「ひっそりこっそり」店長

武器はみんなの手の中にある

インターネット選挙運動解禁で変わったことがある。

選挙について書くことが自由になった。
候補者の一人一人について書くことが自由になった。
候補者一人一人のいいところや悪いところについて自由に論評できる。

公正さを装うためにあえて言葉を濁していたところを、本当のことであれば堂々と書いていいことになった。

未成年者の方々には選挙運動の自由が与えられていないから、うっかり変な書き込みをして選挙運動をした、などと批判、非難を受ける虞があるが、成人であれば、仮にそれが特定の候補者や特定の政党のための選挙運動のように受け止められても誰からも咎めを受ける虞はない。

まだ皆さん慣れておられないから選挙についての具体的なコメントはされておられないようだが、3日経てば世の中が変わる。
こんなこと書いても大丈夫だろうか、などと逡巡されていた方々も書いていいというお墨付きが与えられたら書きはじめるはずである。

何も候補者だけの特権ではない。
書く権利は国民の一人一人に与えられている。
これまでは、発信力のない人がどんなことを書いても世の中を変える力はなかったが、インターネットの世界は一晩で世の中を変える力がある。

序盤戦の世論調査の結果がマスコミ各社から発表された。
昨年の12月の衆議院選挙までは世論調査がそのまま選挙結果に反映されるような状況だった。
しかし、この参議院選挙からインターネット選挙運動が解禁されたのだから、選挙が変わるはずである。

マスコミしか有していなかった武器を候補者が持つようになった。
マスコミしか持っていなかった武器を国民がそれぞれ持つようになった。
武器を持った人たちは強い。
武器を持ちながらその武器を使わない人たち、使えない人たちはお気の毒だが、いずれみんながこの武器を使い始めるはずだ。

エジプトのような流血を伴うクーデター騒ぎは、日本では無用である。
誰の血を流すこともない最大、最良、最高の武器を皆さんが獲得したのだから、これを使わない手はない。
もっとも、選挙運動が出来ない未成年者や政治や行政の現場を一番よく知っている公務員の皆さんにはこの武器が与えられていないので、実にお気の毒だが。

参議院選挙は、始まったばかりである。
選挙がどう変わるか、選挙戦がどう変わるか、選挙結果がどう変わるか、見どころは満載だ。


<投稿>「紛らわしい、“ネット選挙運動”」

こんばんは、3さかです。

昨日も書きました、<ネット選挙運動>に関する話ですが、
以下のようなとても紛らわしい点があります。



・“なりすまし”、誹謗中傷、候補者に関し虚偽の事項を公開すること
・有権者は電子メールを使って選挙運動をしてはいけない。候補者や 政党からきた電子メールを転送してもいけない。
・選挙運動用のHPや、候補者・政党等から届いた選挙運動用の電子 メールをプリントアウトして頒布してはいけない。
・未成年の選挙運動は禁止

・選挙運動機関外に選挙運動をしてはいけない。(今回の場合選挙運 動をしてよいのは、7月4日~投票日前日の20日まで)

 』

「“なりすまし”や誹謗中傷」はわかりますが、
メールを転送しちゃダメ、印刷しちゃダメ」?
「若い人にも政治に関心を持ってもらおう」という話なのに、「未成年はダメ・・・」?

このように、変な“落とし穴”があります。
なんだか“本末大転倒”というか、(なんじゃそりゃ)とも思いますよね?

今の日本の社会には、こういった“○○みたいな”意味不明の規制が数多くあります。
でもだからと言って、「規制は“100%悪”だ!全部無くせ!」と言うのはどうでしょう?

私たちは、<規制によって守られていること>もあるわけですから、知らず知らずのうちに。
面倒ですが、ひとつひとつの規制ごとに話し合い、熟考することが必要だと思います。

<インターネット選挙運動>・・・
何しろ私たちは“落とし穴”に落ちないようにしましょ。


では、またお会いしましょう。

選挙を切磋琢磨の場に変えていくために有権者がやるべきこと

結果が分かっている競争でも全力で競い合ってもらわなければならない。

選挙も同じである。

結果が分かっている参議院選挙でも候補者には最善を尽くしてもらわなければならない。

候補者に手抜きをさせないためには、いい選挙ウォッチャーがいることが重要だ。

有権者が選挙に関心を示さないでいると皆、手抜きする。
手抜きの選挙で選ばれた国会議員の政治活動は、大体手抜きになる。
厳しい試練を潜って勝ち抜いた人は、有権者を大事にするようになる。

有権者が選挙に関心を持っているかどうかを示す端的な指標が投票率である。

投票率は低いほどいい、などと不埒なことを嘯く国会議員が出ないように、国民がしっかり目を光らせる必要がある。

この度の参議院選挙の投票率を何とか60パーセント台に押し上げたいものだ。

選挙は、上手にやれば切磋琢磨の場になる。
たとえ思うような結果にならなくとも、人を育てることが出来る。

各候補者がどれだけ有権者の声を聞く備えをしているかをまずはチェックしてみよう。
有権者の声を聞く用意がない候補者だということが判明したら、その人には投票しないことにしたらいい。

何でも態度で示すことだ。
いいことはいい、悪いことは悪い。
いいものはいい、悪いものは悪い。

有権者が愚図だと、政治家も愚図になる。
どんどん皆さんの本音を候補者にぶつけたらいい。
どんな反応が返ってくるか見ものである。

7月5日参院選公示、本日の朝刊一面

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産経「対案示せぬ野党」

讀賣「『ねじれ』『経済』攻防」

朝日「与党過半数が焦点」

インターネット選挙解禁初日で候補者のつぶやき 1248件

433人立候補、ツイッターのアカウントが開設確認が出来てるのが282人。初日の候補者の一人当たりの平均投稿回数4,4件、最大投稿回数は比例代表に出馬した現職男性の31回。
とりあえずインターネット選挙初日は混乱もなくスタートを切った様です。

野党側は、諦めているのか、かなり焦った表現で自民党を牽制している。

海江田民主党代表『自民党が大きな勝利を収めるとみなさんの暮らしが大変危うい』とか
渡辺みんなの党代表『みなさん、政治を諦めないで下さい』とか
橋下維新共同代表『自民党は勢いはあるが徹底した改革はできない。独り勝ちさせてはだめだ』
言葉から読み解きすれば、自民党には勝てないと云う意識がありありだ。

また野党側は争点を絞りきれない点も自民党に利を与える。

新聞各社の見出し自体、強力な争点を絞り切れずにいる。
何しろTPPも原発問題も大きな争点として表に出て来ない。

このような決定的争点の見えない選挙だとやはり与党が有利と云える。

あとは投票率が問題かもしれない。
40%台では、本当の民意が反映されたとは言い難い。

有権者の皆さん、選挙には行きましょう。
本当の民意が反映された政治を実現してみませんか?
政治は誰がやっても同じじゃない事は、この約半年で実感として分かったと思うので。

文責:Web書店「ひっそりこっそり」店長

<投稿>「<公示>と<告示>の違い

こんにちは、3さかです。

今日、参院選が公示されました。
いきなりですが、「<公示>と<告示>の違い」って知ってます?
私は知らなかったので、調べてみました。
衆議院総選挙と参議院通常選挙だけは公示。それ以外の選挙は告示。(衆院選や参院選でも、補欠選挙は総選挙ではないので告示)」だそうです。


<インターネット選挙運動の解禁に関する情報>については総務省のHPが参考になるかと思います。
ネット選挙運動 総務省



今回行われるのは、<参議院議員通常選挙>です。
投票用紙に記入するのは2箇所、<選挙区><比例代表>という欄です。
参議院選挙 投票 naruhodo04_03
 ・<選挙区>は各都道府県単位で行われ、有権者は当選させたい<候 補者名>を記載して投票します。
 ・<比例代表>は全国を単位に行われ、有権者は当選させたい<候補 者名または政党名>のいずれかを記載して投票します。

各候補者の考え方をしっかりと調べて、<比例代表>の欄にも<候補者名>を書きたいですね。
その方が意思が伝わると思いますので。


<投票日>は21日ですが、もう明日から<期日前投票>ができます。
場所と時間は、「投票所入場整理券」(昨日ポストに届いているはずです)に記載されています。


各候補者のSNS活用状況は
で確認できます。

というサイトも私は参考にしています。

でも私が最も知りたい、「各候補者の考え方」がはっきりとはわかりません。
私たちにとって重要なのは
選挙の結果、どういう世の中になって、自分の生活がどう変わるのか?
ということですよね?
それを知るためにはどうすればいいのか・・・。


ではまたお会いしましょう。

選挙の神様のホットライン相談センター開設のお知らせ

選挙違反満載の選挙になりそうな雲行きなので、急遽選挙に関するあらゆる相談に応じる「選挙の神様のホットライン相談センター」を開設することにした。
いずれは弁護士選挙研究会で何らかのプロジェクトを起ち上げていただけると信じているが、相談の窓口は出来るだけ沢山あった方がいい。

選挙を変えれば、政治が変わるはずである。
政治を変えれば、日本が変わる。

いいと思ったことは、とりあえず何でもやってみることにした。
よろしく。
選挙の神様のホットライン相談センターの所在は、下記のとおりである。

〒102-0094
東京都千代田区紀尾井町3-31クリエイト紀尾井町506
℡03-3263-9701
Email:tadataka0904@gmail.com

<投稿>放射線と健康に関するニュース

こんばんは、3さかです。
「放射線と健康に関する、こういうニュースもありましたよ」という報告です。
~~~~~




(共同ニュース、時事ドットコム、日経ニュースより)
~~~~~
「人々の不安を煽る話」の方はやけに大きく取り上げられて、それに反するニュースは扱いが小さいと思います。
「危険だ!」という方向に傾きがちですよね?

一番下のニュースの内容は
避難地域に4カ月滞在し、事故当初の食材のみを食べ続けたと仮定するなど、最悪の想定の下に分析~
という、実際にはない仮定の話で、
89歳までに甲状腺がんになる確率は通常の0.77%から、1.294%に上昇すると推定~、
生涯に乳がんにかかる確率は通常よりも6%増加する~
と推定されるそうです。
それが<最悪想定ならがんリスク増~>という見出しになってしまう・・・印象が全く違いませんか?

これらをどう受け取るかは人それぞれでしょうが、少なくとも
ある程度以上は信頼できる機関から、こうした報告がありました
という話は、もっと大きく国民に知らされるべきだと思います。

そういえば、「ダイオキシンが~」、「環境ホルモンが~」という話や、<世田谷の高放射線量、居住者は年間30ミリシーベルト浴びていたか(1)> (ブルームバーグより)
という話もありましたよね?


では、またお会いしましょう。

選挙コンプライアンス体制を欠いた参議院選挙ー選挙違反満載の虞

うーん、どうも怪しい。
この度の参議院選挙はどうやら選挙違反満載の選挙になりそうだ。

どこの政党も選挙コンプライアンスのことなど一言も口に出さない。
思い思いに選挙違反を繰り返している。

かなり警察当局を舐めているようだ。


さすがに自民党と公明党は周到だと言おうとしていたら、周到なのは公明党だけで自民党も大事なところで尻抜けだ。
新人を多数擁立したのは悪いことではないが、選挙参謀もおらず、各陣営ごとの選挙コンプライアンス体制も整備されていない。
何か出たとこ勝負のような感じで選挙戦に臨もうとしている。

なまじ事前の世論調査で自民党の優勢が伝えられているために自民党の選対全体が弛んでいるようだ。

これまではそれぞれの派閥の秘書会がそれなりに選挙参謀の役割を担ってきたのだろうが、派閥の介在を嫌う候補者が多くなっているようで、何だか勝手に選挙戦をやろうとしているところが見受けられる。
インターネット選挙運動解禁の恐ろしいところは、あらゆる選挙違反の証拠がデジタルで残ってしまい、絶対に消えてしまわない、ということだ。


この度の参議院選挙が終われば明らかになることだが、今回の選挙違反取締本部の捜査の重点はインターネット選挙運動に関する違反の摘発と事前運動禁止違反の摘発だと思っている。
事前運動が禁止されているに関わらず、どの陣営でも公然と事前運動をやっている。


ワタミの渡邉美樹氏は、つくづく止めておけばよかったのにと思う。

2度にわたってかなり直截に問題の所在を指摘しておいたが、ワタミは企業ぐるみ選挙の典型のようなことをやってしまい、しかも証拠を残しているようだ。
警察官僚OBの平沢勝栄衆議院議員が首を傾げている、ということは、警察当局の中でも首を傾げている人がいるということだ。

渡邉氏の選挙運動にワタミグループの社員を動員してしまえばそれだけで運動員買収になってしまうのだが、そういう基本的なことも分かっていない人が選挙の指揮を執っているのではなかろうか。

実に無神経、無防備、傍若無人である。

さすがにこれ以上は放置できない。

選挙が終わったら、選挙違反の告発が続出すると考えておいた方がいい。


<投稿>『やっかいな放射線と向き合って暮らしていくための基礎知識』

こんにちは、3さかです。

今だからこそ、多くの人に読んで欲しい本があります。
それは<やっかいな放射線と向き合って暮らしていくための基礎知識>という本です。
(pdf ファイル版が無償公開されています。http://www.gakushuin.ac.jp/~881791/radbookbasic/ )

(前書きより)
これは放射線についての基礎知識を、できるかぎり短く、正確に、そして、わかりやすく解説した本である。
進んだ予備知識がなくても読めるように書いたつもりなので、中学生以上なら(かなりの部分を)読みこなせると思う。 
なるべく多くの人に読んでもらいたいので、インターネット上で無償で公開している ~

あと、もう一つ大事なこと。 
この本は、「安全だよ。安心してください」と言うために書いたのではないし、「危険だ。心配しなくてはいけない!」と言うために書いたのでもない。 
ただ、放射線や原子力について知っておいた方がいい基礎知識を説明し、それから、「放射線はどれくらい体に悪いのか」ということについて何がわかっているかを丁寧に解説した。 
そして、よくわからないことについては、「わからない」とはっきり書いた。 みんなが、何がどのくらい「わからない」のかを知って、その上で、これからどうするかを自分で考えていくのが一番だと信じているからだ。


この本の中の
・<気にする自由>と<気にしない自由>がある。
 ・これから先、福島で癌と診断される人の数が増えていくだろうと(多くの人と同様)ぼくは考えている。これは、放射線の被害で癌が増えるからではない。
おそらく癌はほとんど増えないが、多くの人が定期的に癌の検診を受けるようになり、早期発見が進み、見かけ上の癌の患者が増えるということだ。その結果として、初期の段階で治療する人が増えて、最終的には癌による死亡率は減っていく可能性が高いと思う

という部分が、私は特に印象に残りました。
検査する数が10倍になれば、「癌が10倍に増えた!」という事態はありえますよね?

「原発について考えること」や<気にする自由/気にしない自由>を奪われている、若者や子どもたちに特に読んで欲しい本です。
ーーーーー
私は参議院選挙において、政党のスローガンではなく、候補者それぞれの考え方をしっかりと調べたいと思います。


ではまたお会いしましょう。

〈投稿〉参議院選挙の争点は『景気』?

こんにちは、つじぼう(@ahina)です。

読売新聞社は参院選(4日公示、21日投開票)を前に、立候補予定者対象のアンケート調査を実施しました。
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争点として、「景気・雇用対策」を挙げた回答者が目立ち、主要9党のうち自民党など6党で最多だった。

 調査は、主な立候補予定者を対象に6月7日から実施し、385人から回答を得た。「景気・雇用対策」が最も多かったのは自民(83%)、公明(100%)、日本維新の会(63%)、みんなの党(57%)、共産(92%)、生活の党(63%)の各党。民主党も70%で2位を占めた。

 安倍政権の経済政策「アベノミクス」については、自民党の97%、公明党の100%、維新の会の53%が評価したのに対し、民主党は94%が評価しないと答えた。みんなの党は「どちらともいえない」が最多の70%だった。アベノミクスの評価を巡り、舌戦が展開されそうだ。

(2013年7月2日23時50分  読売新聞)

この結果を見ると、多くの政党は景気対策を争点にあげているようである。
アベノミクスの評価は、まだしばらく経たないと評価がしようがないが、自公政権内では高評価のようである。
自公はこのまま政権内評価が高い状態で参議院選挙に望めば、国民の選挙の盛り上がりに関わらず一定の結果を出しそうだ。

民主党に至っては、政権時に東日本大震災が起こったとはいえ、民主党政権の状態に景気を回復できないばかりか、深刻な円高や株安を引き起こしたのだから、声高に景気対策と言っても賛同を得られないことを知っているのだろう。

憲法を争点にしているのは、維新と共産だが、憲法改正に対する思いは、まるっきり違っていると言っていい。
自民党は、争点が憲法改正になると思いもよらない怪我をする可能性があるのハッキリと争点にするのは得策ではないと肌で感じているのだろう。
背番号96をつけて始球式した安倍総理も最近は憲法改正について触れていない。

こうして見てみると、何のために憲法改正するのかという疑問から揺らぐように思える。
選挙は正しい主張をすることが、 最良とは限らない。
各党の思惑と政局が揺らいで見える。
 

憲法の改正というよりも、憲法を改正することが出来るような柔軟な社会にすることが大事

私は、自分自身の経験からあまり国会議員を信用していない。
中には優れた人もいるが、そう大したことがない国会議員もいる。

厳しい選挙を勝ち抜いて国会に議席を獲得しているのだから、当選できなかった候補者よりもよほど優秀で有能なんだろう、などと思うと、これが大間違い。
当選できなかった人や立候補自体を見送った人、さらにはおよそ立候補の意欲を持っていない人の方が遥かに有能で役に立つ、ということもある。

現在の選挙制度は、決して国民にとって役に立つ有用人材の選抜試験ではない。
それが証拠に、7年前の郵政解散総選挙では本当に選挙に出ることなど考えたこともないようなフリーターまがいの人も当選してしまった。
フリーターだからいけないとかお茶らけだからいけない、というのではない。
本当はもっと国民のために役に立ってくれそうな人を押しのけてしまったのが惜しい、ということだ。

4年前の政権交代選挙も多分そうだったろうと思う。
反自民、非自民であれば、誰でも当選しそうな勢いだった。
仕事が出来るか出来ないか、役に立つか立たないか、という基準で選ぶなら当然選ばれてもおかしくない仲間が大量に落選してしまった。

今の選挙は、人材を選抜する制度としては出来が良くない。
昨年12月の衆議院選挙で私のかつての仲間が大量に復活していったが、この人たちは役に立つ人たちばかりである。
だから、ある程度は信用していいとは思うが、だからと言って何でもかんでもすべて国会議員に任せておけばいい、ということにはならない。

どうやら今度の参議院選挙の争点は、憲法になりそうだ。

とりあえずは憲法改正手続条項の改正だけを争点にしようとしているが、単に参議院で3分の2の議席を獲得するための方便として憲法改正手続条項の改正問題を取り上げることには異議がある。

憲法の改正という大事な問題を国会議員だけでは決めないで、国民全体で議論して改正が必要な条項や足りない条項を必要に応じて追加できるような国民本位のしなやかな社会に変えていきましょう、というのでなければ困る。
いよいよこれからが正念場である。
憲法について熱く語っていただければ幸いである。

民主党の混乱『東京選挙区の公認は鈴木寛一人に』

http://www.dpj.or.jp/m/article/1028697月2日、参院選公示日直前に、このような決定を海江田万里代表が決定を下す。

大河原雅子陣営、大慌て。

ポスターやら選挙管理委員会での事前審査も終わった後に!

ポスターの民主党ロゴマークや選挙事務所の看板や広報ビラもすべて大河原雅子候補は破棄しなくてはならない。

この決定は、民主党の投票する人がまたもや減る事を予想出来る判断だと思う。


文責:web書店「ひっそりこっそり」店長

スクリーン変更 web書店「ひっそりこっそり」店長

ブログスクリーンが「黒」で重苦しいとの声があるんで、ちょっとテスト絡みでPCスクリーンを変更してみます。

〈投稿〉参議院選挙における憲法改正議論

こんにちは、つじぼう(@ahina)です。

東京新聞が、全国三千人を対象に電話世論調査を実施しアンケート結果を発表しました。

以下引用である。
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改憲の発議要件を定めた九六条と戦争放棄を掲げた九条の改憲には、いずれも四割以上の有権者が反対し、賛成派を上回っていることが分かった。原発再稼働に関しては反対派が五割を超え、改憲や原発維持を目指す安倍政権に対する有権者の疑問が浮かび上がった形だ。
 九六条改憲に「反対」「どちらかといえば反対」と答えた合計は42・9%で、「賛成」「どちらかといえば賛成」を合わせた37・5%を上回った。九条改憲についても反対の合計が44・4%となり、賛成の合計39・2%よりも多かった。
 前回の衆議院選挙では、憲法改正は論点になっていませんでしたが、今回は参議院の半数が改選され、現在の政党別支持率では、民主党の第一党が崩れる可能性が高くなっています。

すると、今回の参議院選挙で、ねじれ国会は解消し、自民党は法律を通しやすくなるばかりだけはなく、憲法改正の手続きもしやすくなることでしょう。

しかし、今日までの参議院選挙の論点を見てみると、憲法改正の論点は殆ど上がっていません。
今回の東京新聞の結果にある通り、国民は憲法改正には否定的な意見が多いようです。
自民党が現在、支持率が高いとは言え、ひとつ間違った論点をあげると致命傷になりかねません。

盛り上がりにかける今夏の参議院選挙ですが、公示後は一体どのような選挙が待ち受けているのでしょうか?

 

選挙記者に期待されること

目下選挙記者の皆さんは本番に備えて助走中である。

いきなり走ったのでは足がつったり、息が切れたりして困るだろうから、十分準備運動をして身体を慣らしておくことは大事だ。

しかし、余り意気込むことはない。
淡々と事実をありのままに書けばよい。
客観性と公平性が担保されていれば、それでいい。
選挙記者の皆さんが特定の候補者の選挙運動をしたのでは読者の皆さんがすぐ離れてしまうだろうから、一人でも多くの読者の共感、共鳴を得られるような工夫をしていただきたい。

文章は長すぎると読んでもらえないが、短すぎるとまた不満が残る。
2000字ぐらいは書いてもいいだろうと思う。
どういう視点、どういう切り口から記事を書くのか、ということを予め明らかにされることはいいことだ。

いずれは双方向の意見交換となる。
視野は出来るだけ広くしていただきたい。
局部に拘るととかく本体が見えなくなる。

選挙記者は、自説の主張は出来るだけ控えることだ。
問題の所在を明らかにし、問題点について読者の理解を深めるためにそれとなく上手に議論を誘導することは差し支えない。

どんな場合も批判、非難、誹謗中傷、侮蔑的な表現はしないこと。
危なくなったらさっさと議論から逃げることも選挙記者の要諦である。

まずは参議院選挙の結果が判明し、政治の新しい流れが見えてくるまで毎日書いていただきたい。
読者の皆さんから、いいねのクリックが一番多かった方を第1回選挙記者大賞の受賞者として表彰させていただく。
副賞があるかどうかは、まだ分からない。
副賞が付くことなど気にしないで、まずは思う存分健筆を奮っていただきたい。
出来れば写真や動画なども活用して、選挙を面白くしていただければ幸いである。

地の画面をもっと明るくするためにどうするか

選挙は、本来燃えるものである。
如何にも選挙らしいというブログに変えたいが、残念ながらその方法が分からない。

地のカラーだけでも変えたい。
このブログを読むだけでなんとなく明るさを感じるようなものに変えたい。
折角選挙記者の皆さんが素晴らしい投稿をされていても、選挙についてダークな印象が残ってしまったのではこのブログを開設した意味が半減する。

もっと映像や写真を活用していただきたい。
出来るだけビジュアルにしていきたい。
皆さんのお知恵を是非お貸し願いたい。

<投稿>「日本は本当にお金が無い?」

こんばんは、3さかです。
今回は「日本はお金が無い」という話についてです。

日本は本当に「お金が無い」のでしょうか?ーーーーー

去年秋の、このニュースを覚えていますか?
(赤字国債)法案が成立しないと、11月の早い時点でお金が本当に国からなくなるという事態になります』(当時の安住財務大臣の閣議後の会見より)


この話は<手続き上の問題>でした。
結局あっさりと解決しましたよね?

また、野田政権が発足後、去年の7月24日までに海外に対して資金供与を約束した額と、為替介入額等の合計は「31兆1103億円
だそうです。 (平成24年07月24日 参議院 予算委員会より)


自民党政権になってからも、以下のようなニュースがあります。






私は「海外にカネを拠出すること」には賛成です。これは<投資>であり、<協力>でもありますから。
世の中の役に立つのなら、どんどんお金を出すべきだと。

でも、「それなら、日本の国民の為にもさっさとお金を出してくれ」と思います。

大震災後<復興構想会議>で、まず出た話が「復興の財源をどうするか?日本はお金が無いから増税するしかない」というものでした。

日本は「お金が無い」のではなく、「(一部の人間たちが)お金を出す気が無い、お金はあるけど出したくないだけ」だと思います。
~~~~~
私は早期の政界再編を期待しています。
ですので、政党の選挙公約ではなく、候補者それぞれの考え方をしっかりと調べたいと思います。


ではまたお会いしましょう。

〈寄稿〉情報が新聞だから信用できるという虚構

こんにちは、つじぼう(@ahina)です。
Facebookのシェアで知ったのですが、中山泰秀衆議院議員が【 先日の時事通信社の報道に関して。】 と題してブログ並びにFacebookで時事通信社の記事に関して疑問を投げかけています。

中山泰秀衆議院議員によれば、時事通信社が書いた、 辛坊さんに批判相次ぐ=自民部会という記事で
中山泰秀部会長は「東日本大震災(の津波)で流し出された人を救出するなら納税者も納得すると思うが、本当に深謀遠慮に足りる計画があったのか」と無謀さを指摘。辛坊さんを部会に呼んで事情を聴くことも検討する考えを示した。 

とあるが 、これは正確ではなく、あたかも中山泰秀衆議院議員が発言されたと誤解を受ける報道になっていると指摘しています。

また、時事通信社の報道をそのまま流した朝日放送「キャスト」 という番組も事実を確認しないまま報道することに疑問を投げかけています。

先日のこのブログの記事、 〈寄稿〉インターネット選挙運動の解禁にあたり。でも、取り上げましたが、政治家はネットで反論できる環境が整いました。

しかし、私もこの中山泰秀衆議院議員のFacebookを見なければ、マスコミの記事を鵜呑みにしてしまうところだったでしょう。

公益財団法人新聞通信調査会の発表では新聞の情報信頼度は70%近くと他のメディアに比べてかなり高い信頼度ですが、果たして本当でしょうか?

新聞を書くということは大変かと思いますが、どうぞ何のために記事を書くのかとうことを忘れないでいてほしいものです。
 

<投稿>「<財政再建>と<構造改革>を最優先した結果、どうなったか?」

こんばんは、3さかです。

<財政再建>と<構造改革>が大事だ!」という話を聞いたことはありますか?
<ユーロ圏>は、その<財政再建>と<構造改革>を最優先してきました。
<財政再建>の為の<緊縮財政(歳出削減+増税)>を進めてきました。
その結果、<ユーロ圏>はどういう状況になっているかというとーーー

経済状況を表す、重要な指標である失業率(2012年2月と2013年2月)は
「ユーロ圏10.9→12.0%、ドイツ5.6→5.4、イタリア10.1→11.6%、
フランス10.0→10.8%、ポルトガル14.8→17.5、スペイン23.9→26.3%、ギリシャ21.4→26.4%」(ギリシャは2012年2月と12年12月時点での数字)
 『若年層(25歳未満)の失業率は、スペイン(55.7%)とギリシャ(58.4%、ただし、2012年12月の数値)で60%近くまで上昇している。~』。


 (産経ニュースより)

『イタリアのレッタ首相は所信表明演説で、「緊縮策だけではイタリアは死んでしまう」と指摘、「若者の雇用対策が緊急課題」
とも強調し、モンティ前首相の緊縮路線から転換する姿勢を鮮明にした。~』 (日経新聞より)

というように、<ユーロ圏>は混乱と低迷が続いた結果、「脱緊縮財政」の機運が高まっているようです。

これに対して日本の失業率は4%台。
「失業率が低ければ、何の問題も無い、素晴らしい経済状況だ」とは言いません。
失業中でも、求職活動をしていない人は数字に反映されていませんし。

でも、「失業率が高ければ、経済状況は悪い」とは言えますよね?
日本の経済状況にも問題点はありますが、主要国の中ではかなり“マシ”な方かもしれません。
~~~~~
私は早期の政界再編を期待しています。
ですので、政党の選挙公約ではなく、候補者それぞれの考え方をしっかりと調べたいと思います。


ではまたお会いしましょう。

〈寄稿〉インターネット選挙運動の解禁にあたり。

こんにちは、つじぼう(@ahina)です。
わけあって、新しい選挙制度研究会の「選挙記者」になりました。
といっても特段、大きな訳があるわけでもなく、単純に政治の世界を垣間見たいという願望からです。
続きを読む

インターネット選挙運動解禁がマスコミ報道を変える

日経の電子版が一層充実するようだ。


インターネット選挙運動の解禁がマスコミ報道の在り様を大きく変えようとしていることがよく分かる。
情報は基本的にネットで得る時代になる。
新聞という媒体自体の存在価値は無くならないが、新聞に辿り着く前にまずネットで検索する時代になる。

まだ気が付いている人は少ないようだが、これからはネットの双方向性がますます重要になる。
ネットでどんな情報が飛び交うかで政治の方向性が決まるようになる。


日経の電子版ではそれぞれの候補者の選挙活動の情報も流されるようになるようだ。
いつ、どこで、誰が街頭演説を行うか、という情報が全国を駆け巡るようになると、人気のある人が来るところに全国から人が集まるようになる。
人気のある人の街頭演説がリアルタイムで流れてくるかも知れないし、時には編集された動画が流れてくるかも知れない。

ローカルな話題があっという間に全国ニュースに取り上げられるようになるかも知れない。
いいニュースも悪いニュースも千里を走るようになる。


こういう時代の到来を待っていた。

日経電子版はコンテンツが豊富過ぎて、有権者が本当に必要としている選挙情報が陰に隠れてしまいそうな懸念があるが、しかしなにもやらないよりは遥かにいい。

候補者の選挙運動に関する情報だけをまとめて公開する専用投稿サイトを作ればいい、というのが私の提案である。
この専用投稿サイトにアクセスする権限を持った人が、私の言う選挙記者である。
私のブログの愛読者である「やまちゃん」、「無」さん、「うさちゃん」などは選挙記者に一番相応しい方々だと思うが如何だろうか。

既存のマスメディアの記者に匹敵し、分野によってはこれを凌駕するだけの取材能力や表現力を持っている人たちが一堂に会すれば、結構なことが出来るはずだ。
選挙の文化を変える時代である。

我こそは、と思われる方は、選挙記者に応募されたら如何か。


さて、昨日私のブログの登録読者数が605、ブロゴスニュースへの転載件数が1200の大台に乗った。
8月末頃までには登録読者数が600の大台に乗ればいい、ブロゴスニュースへの転載件数が1200の大台に乗ればいいと書いたことがあったが、乗ってみるとそう嬉しくもない。
何だか中途半端だなあ、という感じだ。


日経やライブドアがやっていること、やろうとしていることが自分でも出来るようにならないとやはり満足できないようだ。
今日からまた新たな目標に向かってスタートである。

<投稿>「日本はすでに世界有数の“小さな政府”」

こんばんは、3さかです。

<選挙公約/マニフェスト>って、「結局、どのくらい実現できたのか?できなかった理由は?」といった検証や説明が、ほとんどありませんよね?
守れなかった場合に何のペナルティも無ければ、「(実現できるか、守る気があるか)とは関係なく、“言った者ウィン”になりますよね?

<選挙公約/マニフェスト>にも、何らかのルールが必要なのでは?と思います。
~~~~~
今日は「日本の政府は“金遣い”が荒い!ムダ遣いが多い!ムダを削れ!」という批判についてです。

はたして、その実態は?
調べてみましたーーー

 この23ページには「OECD諸国の政府支出及び収入の関係」というグラフと共に、
『1995年から2010年にかけて、政府支出は社会保障支出の伸びにより増加する一方、租税収入が減少し、財政収支が悪化しています
なお、社会保障以外の支出については、OECD諸国で最低水準に減少しています。
』という説明が記載されています。
このグラフを見ると、日本は「<社会保障支出>(対GDP比)はOECD29ヶ国中16位、<社会保障以外の支出>にいたっては29位になっているのがわかります。
「日本の政府は“金遣い”が荒い!ムダ遣いが多い!」と言えるでしょうか?

また、「日本はもっと“小さな政府”を目指すべきだ!」という主張もありますが、
それを言うのなら、まず「日本はすでに世界有数の“小さな政府”だが」という現状を紹介してからにして欲しいです。


そして「ムダを削れ!」の「ムダ」とは、「誰の視点か」によって変わりませんか?
それは「誰かにとっては、人生を左右する雇用や所得」の場合も、少なくないはずです。
次は誰が“生け贄”にされるかわかりません・・・。


ではまたお会いしましょう。

「選挙の神様」は、新しい選挙制度研究会の必読本

選挙の神様―挑戦する若い方々が心得ておくべき選挙の実相を語る (早川忠孝「先読み」ライブラリー) [単行本]
福田内閣、支持率低迷の裏側で―福田内閣:第169回通常国会開会~麻生内閣誕生まで (早川忠孝「先読み」ライブラリー) [単行本]

新しい選挙制度研究会の必読本の一つが、「選挙の神様」である。
この本を読まないで選挙に出るのは無謀と言うもの。
一度読めばいい。

読まなければ、損をする。

まあ、損を厭わない人ばかりだろうから、読まないのは勝手だが。

多数の人が投稿できるようにブログのデザインを調整中

7月2日に選挙記者参議院選挙直前講習会を開催する。
7月4日からいよいよ参議院選挙がスタートするが、選挙記者に採用された方々の様々な記事を読みやすくするためにはどうしたらいいのかを検討している。
読みやすい記事にするには写真や動画をアップ出来るようにしたらいいのだが、どうすればいいのか分からない。
是非、皆さんでご検討いただきたい。

<投稿>そもそも<公共事業削減>は何の為だったのでしょう?

こんばんは、3さかです。

私はブログ、
<早川忠孝の一念発起・日々新たなり     通称「早川学校」>
のイチ読者で、政党・候補者・選挙とは無関係の人間です。
どこの団体とも無関係の、全くの個人です。

“政治”に対して冷ややかな人たちには、
(どうせ自分たちの意見など、全く政治に反映されない。全部“あっちの方”で勝手に決まっていく。)
という思いがあるのでは?と感じます。
(<ネット選挙運動解禁>をきっかけにして、その双方向性を活かし、国民の意見が“政治”に反映されるようになればいいな。 
やがて私たち国民が、政党に対して政策を提言できるようになればいいな。)と企んでいます。
ごくごく微力ながら、その手伝いをしたいと思っています。

各党が今掲げている方針で、<経済、憲法、エネルギー政策>だけを見ても、何故か私の考えはどの党とも一致しません。
ですので安心して?お読みいただければ幸いです。

~~~~~
引き続き「公共事業批判」に対する批判です。

公共事業は古い!時代にそぐわない!」などと、某国立大学院教授が“ドヤ顔”で語っていましたがーーー
日本のインフラは4~50年前に作られたものも多く、<老朽化>が懸念されています。
実際に<トンネル崩落事故>もありましたよね?
インフラは1度作ったら、永遠に使えるモノじゃありません。

公共事業は「時代にそぐう/そぐわない」とか「古い/新しい」とか、そういう問題じゃないですよね?
私たち国民は、知らず知らずのうちに、その恩恵を受けているはずです。
「公共事業はバラマキだ!」といったスローガンにのせられては、私たち自身の命や生活を守れません。


さらに、「公共事業は、一部の建設会社関係者・政治家が儲かるだけだ!」と批判している、“専門家”もいますがーーー
その儲かったお金を何かに使えば、また別の誰かの所得になりますよね?

そもそも<公共事業削減>とは何の為だったのでしょう?

をご覧下さい。
平成10年以降、公共事業関係費を減らし続けてきたのに、景気は良くならない、政府の財政も改善しない。

一体何の為だったのでしょう?誰に説明を求めればいいのでしょう?


ではまたお会いしましょう。

選挙記者の心得ー同じことでも切り口が違えば違って見える

今朝の朝日の囲み記事を読んで、思わず大きな声を上げた。

ハハハ、ハ。
いや、ウワッハ、ハ、ハというところか。

ウインドウズ8が不評でスタートボタンを復活することにした、という記事である。
こういうことはやはり苦労した人でないと分からない。
本当に苦労したから、朝日の記事に共感した。

消費者の目線で考えればすぐ分かりそうなものだが、マイクロソフトの技術者は何でも便利になった方がいい、ということで大胆に改革を試みたようだ。
便利なものに移行するためのプロセスが実は一番重要だということの認識が足りなかったのだろう。

習熟した技術者にとってはそう大した問題ではなかったのかも知れないが、私のような素人にはとても難しいことだった。
結局自分では何も出来なかったのだが、ちょっと挑戦してその難しさに辟易したから、今朝の朝日の記事がよく分かった。

歓声を上げただけでなく、手を叩いて足を鳴らした。
そのくらいにこの記事には共感を覚えた。

読売を読んだ。

ウィンドウズ8の改良版が8月1日に提供されることになった、という記事だが、記事のスペースの割には何も響いてこない。
あれ、これ、官製発表の受け売り記事じゃあないかしら。

要領よく纏めているが、ウィンドウズ8にスタートボタンがなくて如何にユーザーが不便をかこっていたかが伝わってこない。
ウィンドウズ8の評判が悪くてパソコンの売れ行きが悪くなっていた、という大事なことがまったく伝わってこない。

会社側の公式発表の受け売りだとこんな記事になるのだろうという見本みたいなものだ。

朝日の記者が自らの体験に基づいて記事を書いているのかどうかは知らないが、同じことでも切り口によってはまったく別のことのように感じられる。

新しい選挙制度研究会の選挙記者の皆さんは、是非朝日の囲み記事を書いた記者のようなつもりで選挙についての記事を投稿していただきたい。

同じ出来事でも切り口が違えば違って見えるものだ。

面白くないと言われている参議院選挙をどうやって面白いものに変えていくか。
選挙に冷めてしまっている多くの若者が選挙に関心を持つようにするためにはどうしたらいいか。
有権者がより良い選択をするようになるためにはどうしたらいいのか。

そういうことを念頭に、自由に、本当のことを書いていただきたい。

選挙記者の皆さんがいずれは日本の政治を変えるはずだ。

拡げよう有益情報:ネット選挙ガイド2013~政党別ネット活用法~

これはいい。
こういう有益情報を共有することから日本の選挙は変わるはずである。
日本の選挙を変えれば日本の政治が変わる。
そう信じて有益情報はどんどん拡げていきたい。
ネット選挙ガイド2013~政党別ネット活用法~
http://www.ustream.tv/recorded/33802239
 

<投稿>「公共事業=悪?、公共事業を減らすこと=善いこと?」

こんばんは、3さかです。

「公共事業なんてバラマキだ!ケシカラン!」という話を、よく見聞きしますよね?
日本の公共事業関係費はそんなに多いのか?増えているのか?

調べてみました。


<公共事業関係費の推移(全国防災関係経費を含む)/国土交通省>http://www.mlit.go.jp/common/000222787.pdf#search='%E5%
85%AC%E5%85%B1%E4%BA%8B%E6%A5%AD%E9%96%A2%E4%BF%82+%E6%8E%A8%E7%A7%BB'

(財務省のHPでは、平成20年までのグラフしか見つけられませんでした)
公共事業関係費予算 推移 h20年度まで


被災地の復興が進まない原因として以下のようなニュースがあります。
震災復興予算の執行に遅れ、景気回復に影響も-公共事業削減があだ』http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M0K2ZX07SXKX01.html (ブルームバーグより)

(「公共事業=悪」、「公共事業を減らすこと=善いこと」という話を国民が鵜呑みにして、公共事業を削り続けてきたことが、<被災地の復興>の足を引っ張っているのかもしれない・・・。)と私は感じています。


ではまたお会いしましょう。

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